今iPhone7Plusを使っている。Plusのサイズが出たときにすぐにこのデカイサイズに変えた。変えた一番の目的はバッテリーの容量だった。それまでのiPhone5までのディスプレイ4inchサイズのiPhoneだと1日充電が持たない日が月に20日ほどあって、大変不満があった。
その思いがあるので、アップルウォッチが出た際に試してみたいと思ったものの「充電は毎日行わないといけない」と聞いて、一旦保留にした。使い方によっては1日充電が持たないということも聞いたので余計に。
「Pebble Time steel」ペブルタイムスチール
ただスマートウォッチってどんなものなのか体験してみたくて、何かいいものが無いか探していたときに見つけたのがこの時計「Pebble Time steel」ペブルタイムスチールのブラック。
この[Pebble]というブランドは2012年に出来たもので、おもちゃのような可愛らしいデザインから始まって、スチールモデルが出て、その後進化版が出て、さらに新しくなったものがこの「Pebble Time steel」。値段も初期モデルは$99だったものが、最新版では$299、日本では4万円を超えていた。
初期型のカラフルなモデルの時にはデザインの野暮ったさに興味は無かったのが、「Pebble Time steel」は洗練されたものになり一気に興味が。
決め手は[1週間持つバッテリー]と[低価格]
ウリの1つ。このスマートウォッチはバッテリーの持ちが1週間。一般的な液晶ではなく、Kindleなどで使われているような液晶を使っているために電力が抑えられる仕様らしい。これが1つ目の決め手。もう1つが価格、買ったのは1年ちょっと前でセールで16,000円で売られたいたものを見つけて。実はこのスマートウォッチペブルタイムスチールは2015年販売当時は4万円を超えていた。それを知っていたので16,000円を見つけて飛びついた。
ところが
「Pebbleの操業を停止して、デバイスの製造を停止するというのは、かなり苦しい判断ではありました」と記している。「これまでのPebbleはなくなります。ただしチームPebbleの多くはFitbitに移籍し、ウェアラブル向けソフトウェアの開発を続けていくことになります」。
このニュースから価格が落ち込み、今年の春には一時10,000円前後にまで金額が落ちた。今まで通りに使えなくなると思った人も多かったと思う。私もそう思ってた。
しかし!10ヶ月以上たった今でも購入当時と変わらず問題無く使えている。まだ10ヶ月と見るのか、もうそろそろ...という見方が正しいのかは分からないが、最近アップデートしたiOS11のiPhone7Plusでも使えてるのでもうしばらくは使えると期待している。
スマホの通知とスマートウォッチの通知。同じ通知でも見せ方で、こんなにストレスが減らせるなんて
スマートウォッチは必要な情報を整理整頓してくれる
例えていうなら電話、メール、LINE、その他アプリの通知が時計を通して一列に並んでくれるような効果がスマートウォッチにはあるように思う。ひとつの窓口に並んでくれているというイメージで、その窓口に来るものに[要る][いらない]だけを判断しておくだけでいい。そうすればあとでまとめて●●からのメール、●●からのLINE、●●の投稿をチェック、といったように最短で必要なことだけをスマホ上で作業することができる。
スマートウォッチが無い場合、スマホ上で通知の赤印が付いている各アプリを起動させてその内容を見る。先程の一列にならんでる状態ではなく、このアプリが終われば、次はこのアプリ、で次はこっち。みたいな、もぐらたたきのようなこちらが見て回るイメージ。
スマートウォッチを使って意外だったメリットと快感
スマートウォッチを持ってからスマホ上で通知のチェックをする作業が無くなり、スマホを持って作業する時間が減ったし、充電もいままでよりも減らなくなった。
スマートウォッチの通知だと時計を見るだけ。両手が塞がっていても大丈夫。PCで文字を入力している最中でも、筋トレしてる最中でも、ゴルフカートを運転している最中でも。いちいちスマホを手にとって、ロックを解除してアプリ起動させる必要が無い。これが本当に快感に思う。
気がついてなかった両手が塞がるストレス
知らず知らずのうちに両手を塞いでスマホの操作をしていることがストレスになっていたんだと思う。スマートウォッチを使うまでは、時計にわざわざスマホの通知を表示する必要なんてある?と思っていたけど、こんなにも時計で通知をチェックできるだけでストレスが無くなるとは思っても居なかった。
スマートウォッチをしていたら、スマホと同じものが二箇所にに来て余計にストレスだと思う人もいるかもしれない。同じ通知でも1箇所にまとまっているのと、そうでないのとでは全く違うことを実感した。
で、数あるスマートウォッチ。スマートウォッチを試してみたいけど、高いなぁ、と思いとどまっている人に最適な『Pebble ペブル』をおすすめ。
Pebble Time steel ペブルタイムスチールを1年以上使ってみての感想
良かったこと
バッテリーが期待どおり
1週間以上持つ、という評判がほんとうにその通りだった。ただ、これは通知の数(電話着信、メール、その他アプリの通知をどれを時計に伝えるかを選択する)をおそらく0にした状態だと思う。10くらいの通知を知らせる設定をしている私の使い方だと持って5日という感じ。それにしても十分な印象。充電時間も2,3時間で充電できる感じ。
30m防水
生活防水くらいついてればいいよなぁ、と思っていたらなんと30mも。スキンダイビングするが、こんなに潜らないので十分。海水浴も、雨のゴルフも温泉もいまのところつけっぱなしでも全く問題無し。
Watchfaceウォッチフェイス
スマートウォッチのウリの1つでもあるこの機能。自由に時計のデザインを変えられる。スマホのアプリで好みのデザインをダウンロードし、スマホから時計のデザインを切り替える。動画の初め19秒がその操作の様子。
通知が思いのほか便利
設定している通知は[電話/メール/iMessage/カレンダー/LINE/ChatWork/Due/Facebook/Google map/SMART Talk/メルカリ/緊急速報]これらのアプリ。電話は電話帳に登録されている名前が表示されるし、LINEは短い文章だとずべて読める。Gmailもタイトルが読める。
動画0:23〜メールの通知と電話の着信の様子
バンドを変えて楽しむ
「Pebble Time steel」は22mm幅の交換バンドと簡単に付け変えができる。購入時についているバンドがすぐに味が出てしまい小汚い感じになってしまったので4種ほど買い足した。
これはアップルウォッチの磁石でくっつくバンドに似たもの。ちゃんと磁石でくっつくが、ペラペラで安っぽい感じ。ニットなど服の素材によって毛を挟むのでそういった服の時には使えないが、装着するのが楽で気に入っている。
これが付けたところ。ちなみにこのWatchfaceが一番のお気に入り。アプリ内で[DIN Time]で検索すればでてくる。時間が右に寄っていて長袖でも少しずらせば時間が確認できる。
こちら裏側。ぴったりくっついてる。
この2つも追加で購入。左は一度使ってみたかったNATOタイプ 時計の表情を一新させる!「NATOストラップ」で腕時計を着替えよう - NAVER まとめ のバンドで、右は仕事、打ち合わせ用、にとちょっとフォーマルなタイプを。
フランス国旗色にしたのは特に意味はないが、今まで一番したことが無い色味を選んでみた。
こちらも値段のわりにそれなりに見えて、買って良かったと思ってる。しかしバンドを変えるだけで違う時計に見えてくるから不思議。
海やスポーツ向けに、と買ったのがこのシリコン製のタイプ。G-SHOCKのベルトよりも柔らかく弱そうな素材感だが一応壊れずにもっている。G-SHOCKのベルトに変えたいんだけど、取付部分が特殊な形状で簡単に取り付けられるものがまだ見つけられてない。
裏面はこんな感じ。金の丸部分が少し凹んでいてそこに磁石のコードが付き、充電する。この充電コードは専用の形状なので一般的なミニUSBコードなどは使えない
このPebble Time steelは液晶部分はタッチスクリーンではないので、当然タッチしてもスワイプしても反応無し。この3つのボタンと反対側にある1つの計4つのボタンで操作する。そのへんスマートウォッチという割にアナログで面白いと思う。
最後に
一言でいうとスマートウオッチはスマホから開放される快感。ということだろうか。
別に「Pebble Time steel」でなくても、アップルウォッチなどのスマートウォッチでも同じなんだろうけど[充電の持ち]の部分で、1〜2日持たないことがストレスに感じる人であればこのペブルタイムスチールがいいと思う。あとは価格。春からは少し値段が戻ったけどそれでも今月くらいだと20,000円せずに買える。
今となってはアプリを起動して、メッセージやメールを確認することが本当に苦痛。1日に緊急のメールなんてそうそうあるものでは無い。内容は読まずしてもタイトルだけを流し見しておくだけで、メールチェックの時間は半減したし、それに伴うストレスはほぼ0になった。電話も不在着信は1/10くらいに減った(かかってきたときに出られるようになった)。
スマートフォンをバッグにしまったままでも、通知の確認ができることがこんなにも心地いいものだという点。ぜひとも一度味わってもらいたい。
Pebble関連便利サイト
Pebble Smartwatch | Smartwatch for iPhone & Android
公式サイト
Pebble Watch Japanese Community (Unofficial) - Google+
日本人向けPebbleコミュニティ
Pebble CJK: 日本語言語パック
日本語化するための言語配布サイト
Pebble timeの初期設定〜日本語化、実際に使ってみるまで - 物欲に負けた日
使い方が分かりやすく紹介されています